運命。

こんばんは。
日本。
毎日が楽しい。
かなりの密度で日々過ごしています。
ドイツにいる時との差にビックリする。
ドイツで出来ない事を!!って欲張っているから時間なくなるのは当然だけどね。
毎日に刺激や得られることがたくさんあって、ほんと充実してる。
ドイツではゆっくり時間があって、たくさん考えたりじっくり作業が出来てその時間も自分にとっては凄く重要だから、日本でもそんな時間を少しでも取りたくなってきた。。。
時間は自分で作らないとね。
とにかく体調崩して倒れないようにだけしないと。
ドイツに帰ったらしばらく寝込もうと思います。 笑
さて、色々書きたい事もあるけど、今、どうしても書きたかった事。
皆は『運命』を感じたりする事ある??
僕は、自分でも怖いくらいそういうものを感じずにはいられない瞬間があるんです。
特別何か信仰心があるわけではないんだけど。
振り返ってみればって事もあるけど、ここ数日でそんなことが続いたからぜひ書いておきたいなって思って。
どこからいこうかな。
よし、初めてドイツに行った時から始めよう。
最初にドイツに行った時、まだまだ20歳の日本から出た事なかった一人の大学生。
英語もまともに話せない、極々普通の日本人。
旅の目標はプロの試合を観る事。
現地で練習する場所を見つけて練習参加する事。
試合は自分で時間と場所を調べて、1つ目の目標達成。
ただ、練習場所が見つからない。。。
自分では知恵を絞って色々行動したけど、見つからない。
大学に行ってみても全くわからない。
ドイツ語も英語も出来ないから、聞いても正直わからない。。。
数日そんな日々を繰り返すも何も進まない。
そんな、途方に暮れていたとき。
宿泊先だったHamburgのユースホステルの受付。
部屋を変えて欲しいって言いたくて、でも何て言っていいかわからなくて、自分で調べてどう英語で伝えたらいいか調べて考えていたとき。
「どうしたんですかー?」
っていう久々の日本語。
「いや、部屋を変更したいんですけど、何て言ったらいいか考えていたんです。」
「じゃあ代わりに伝えてあげるよ。受付一緒に行こう。」
「え、そんないいですいいです!! 申し訳ないので。。。」(日本人全開。 笑)
「いいよそんなの。行こう。」
「あ、はい。ありがとうございます!!」
凄いね。
もう10年以上前の事なのに、今でも覚えてる。
せっかくだからご飯食べようって言ってもらえて、一緒に食事をすることに。
そこで自分がこんな事したくて、今こんな感じなんです。って伝えると、
「え、何それ。めっちゃ面白そう!! 偶然明日から時間あるから手伝うよ。一緒に探そう!!」
「え!? そんないいですいいです!! 申し訳ないので。。。」
2回目。 笑
「いいよいいよ、RPG(ロールプレイングゲーム。ドラクエのようなゲームね。)みたいで面白そう。面白そうだからやらせてよ!!」
何この神の遣いみたいな人。
その後色々調べて、大学ではハンドなんてやってないこと、地元のクラブチームに連絡を取って、夜に地域の体育館で練習をしている事を初めて知った。
そして次の日の夜に練習参加。
松ヤニも使えない、何部かもわからないアマチュアチームでの練習。
でも楽しかった。
そんな彼らに頂いたユニフォーム、一緒にとった写真は今でも宝物。
その後、手伝っていただいた日本人の方と食事。
伝えても伝えきれない感謝をしていたとき。
「俺もこれは大学の先生に言われて、凄くそうだなって思っている事なんだけどね。人は一生懸命何かに取り組めば必ず壁にぶち当たる。その壁は一人では乗り越えられない壁。でもそれを乗り越えようと必死にもがいていると必ず手を差し伸べてくれる人が現れる。それが今回たまたま俺だったっていうだけだよ。アキラがそこで壁にぶち当たってもがいていなかったら、諦めていたら俺に出会わなかったんだよ。だから今回こうして目標達成出来たのはアキラの力。俺はただちょっと手伝っただけだから。」
何この神の遣いみたいな人。
2回目。 笑
20歳のくそガキだった日本の大学生。
泣くのこらえるのに必死。 笑
今でも思い出して泣きそう。
そんな彼にこないだ何年振りかに会いに行ってきました。
当然だけど本人はあんまり覚えてないっていう。 笑
これ、まだ1つ目のエピソードだからね。
次、本気でドイツに行くべきか悩んでいた大学卒業前のある時期。
ある会社の社長さん。
中学卒業して、自分一人で色々なお仕事をされた後に起業。
その後もいくつか上手くいかず、今はテントを扱ったお仕事で成功されている方です。
ゴルフに連れて行っていただいて、ラウンド中もずっとお話を聞かせていただいて、終わった後の食事の席。
「そんな20代なんて普通に勤めたって、どうせまともに仕事をさせてもらえるわけないんだから。何やったって一緒。雑用の中で学ぶ事は否定しないけど、若いうちはやりたいことやって色々経験しないかん。どうにもならんかったらお前一人くらい何とでもしてやるわ。がっはっはっは。」
絵に描いたような社長さん。 笑
でもなぜか心に響いたんだよね。
面と向かってそういってくれる人がいて安心出来たのかな。
このタイミングで、この人に出会えた運命。
だから「何があっても30歳になるまでは帰ってこない!!」って決心。
渡独を決心。
どんなに辛くても諦めないって決心。
その後、たくさんの傷心。 笑
でもその言葉があったから、頑張って来れたな。
所詮ただの口約束で、本気で帰ってその人のとこに行ったって「そんなん知らん。言うとらん。」って突っぱねられて途方に迷っていたんだろうけど。 笑
30歳になって帰るか迷っていたら、チームの1部昇格。トップチーム本登録。ブンデス出場。開幕いきなりキール戦。その試合で得点あげられた。
なんか、凄いよね。
そして昨日、久々にその社長さんに挨拶がしたくて会いに行ってきました。
「よー頑張ったな。その8年を活かしてこれから頑張っていかないかんぞ。お前は起業家だ。自分で金稼いで、ちーさいこと言っとらんともっとでかい夢もってやれよ。例えば・・・・・・・」
この例えばのところ。
俺が全部考えてた事。。。
何この人。
神の遣いか?? 笑
人生迷ってたり、自分の分岐点となるであろうタイミングで訪れるこの出会い。
恐ろしい。
そして先日。
大切な友人からもらった一冊のプレゼント。
まじか。
それが写真の絵本なんだけどね。
これは今振り返ると自分がまだまだ子供だったなーって思う頃のお話。
まだまだ大人になる前の自分は、本当にかわいくないくそガキだった。
どこか冷めてて、何しても面白くなくて、常に引いたところから物事を見てる。
危険を冒す事は絶対にしないし、石橋を叩いて叩いて、叩きまくって壊れない事を確認して、やっぱり渡らない。 笑
そんな子供でした。
ある日、素敵な出会い。
なーんかそんな面白くない、モノクロの世界に色を付けてくれた人との出会い。
それから自分の人生が今の方向に向かったから、これも1つの大きな運命の出会いだったかな。
その人に教えてもらったのがこの本なのね。
今読んでも、今の自分の世界感でもうならずにはいられないこの感じ。
もう何年も前からまともに連絡取れなくなったその人から連絡が来た数日後、友人から頂いたこの絵本。
なんだこれ。
怖いわ。
もっともっと運命を感じるエピソードがあるけど。。。
それはまた、別のお話。(王様のレストラン風) 笑
と、まぁ最近またこんなことがあったからさ。
皆もこういうことってある??
でも『運命』ってさ。
色々な形があるよね。
出会うべくして出会う運命。
別れるべくして別れる運命。
そのタイミングでしか起こり得ない不思議な運命。
いつかどこかで交わってしまう運命。
そして、一生交わる事のない運命。
色々だなって思う。
でもどれも素敵だなーって。
良い、悪い。
好き、嫌い。
じゃなくて。
そういう運命なんです。
だからこうして今、毎日起こっている運命の出会いや瞬間を存分に感じて生きていたいなって。
そう思う今日この頃でした。
もし皆の『運命』エピソードあったら教えてね☆
あきら